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自己主張がすぎるブログ

AIで言ったもん勝ち 第2章『ポストヒューマン 』

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カーツワイル博士が言うように、本当に2045年にAIが人類を超越する事態になれば、人類にとっては、おそらく初めて地球上で自分達より知能が高い存在が誕生することになる。こんな恐怖はあるだろうか?
AIが人類を滅ぼすと騒ぐと悲観論者と言われることもあるようだが、今まで経験したことのない事態に楽観など出来るであろうか?
実際、先日亡くなった宇宙学者のスティーヴン・ホーキング博士やビル・ゲイツなどは「AI開発は、即刻やめるべきだ」と警笛を鳴らす。

だがしかし、カーツワイル博士はシンギュラリティが起きる事態になっても至って楽観的なのである。

それは何故か?

博士曰く、何とシンギュラリティが起きる前に人類は発達したAIと融合し、人類を超越した存在〝ポストヒューマン 〟になると言うのだ。
詳しい事は難解すぎて完全に理解できないが、人類は身体をAIと融合し長寿を叶えるだけではなく、自らの脳を人類を超越する程までに発達したAIを取り込む事によりAIと共に進化していくというのである。
また、大ベストセラー『サピエンス全史』の著書でありイスラエル歴史学者であるユヴァル・ノア・ハラリなどは、人類はAIと融合し、アップデートを繰り返しながら進化して神の領域に行くとまで言っている。いま我々が定期的にPCやスマートフォンをアップデートするように、自らをアップデートしながら進化するようになるというのだ。

お前ら本を売りたいからって適当な事ばっか言うなよという怒りすら湧いてくるような非現実的と思える話だが、本人達は至って真面目なのである。
しかも、スウェーデンでは、既に実際に人の身体にマイクロチップを埋め込み、それを乗車券代わりに認識するサービスが始まっていたりするようだ。

一方、それに対しアメリカの著名な言語学者社会学者であるノーム・チョムスキー教授は「シンギュラリティやポストヒューマン などの予測は、何の根拠もない全くのファンタジー」と一蹴している。
曰く「本当に革新的なアイディアは、科学論文を片っ端から読むような人からではなく、何を探したらいいか知っている人から生まれてくる」と。

もう各々が好き放題言っているが、とにかく何が起きてもおかしくない混沌とした時代に突入している事は間違いないのである。

果たしてシンギュラリティはファンタジーなのか?
だが、実際にシンギュラリティが既に起こっている分野があるのだ。

それは、チェスや将棋といった世界である。

つづく